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    本真綿結城紬です。反物を仕入れる時はあまり絵が入っていない無地物にしているのですが、この反物はあまりにも柔らかい肌触りで、包まれたい!と思ってしまいました。
    そして、紅白で縁起がいい!

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    裾に小さなギャザーを入れてふんわり開きます。芯を入れたようになりました。
    私はやっぱりこのモヒカンポシェット定番のワンピースが好きです。
    アメリカンスリーブのように袖口を首側に強く寄せる。そこからポワッとギャザーで膨らむ袖。
    胸上切り替えしでまたギャザーを寄せて膝下まで布を落とす。
    上半身の華奢さを強調し、ふくらみを作る。
    女性の身体の柔らかさ、メリハリを表現しています。

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    今日生きることは当たり前にあるものではない。
    今日自分に誠実に生きようと思う。
    誠実に作られたものは私を幸せにしてくれる。
    いい布地に出会えました。
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    私がシルクを愛する理由は感覚的なものばかりでなく、素晴らしい特性がいくつもあります。
    少しご紹介!
    シルクは蚕(かいこ)が作った多くの種類のアミノ酸が集まってできたタンパク質を成分とした繊維です。
    つまり、人間の皮膚と同じことなのです。そのことが身体に優しい素材として昔から重宝されている
    理由のひとつです。

    シルクは吸湿性が非常に優れており、綿の1.5倍以上です。
    そればかりか、余分に取り入れた湿気を外気に放出する作用もあるため、身体から放出された汗も簡単
    に吸収・放出されるので快適さを保つことができるのです。そのことが化学繊維や綿などと最も違うところ
    です。

    そして、その吸湿性の高さによって、シルクに保湿された水分が静電気を起こりにくくするために
    埃を吸いにくくし、身体に優しい繊維だと言われるのです。

    シルクは天然繊維の中でも、最も細くて長い繊維である何本もの蚕の糸を縒り上げて作られています。
    そのため、繊維と繊維の間に多量の空気を保つことができ、保温性に特に優れており、
    寒い日であっても薄着で大丈夫ですし、夏の冷房などの冷え性対策としてもシルク(の下着や靴下など)は最適です。
    また、その優雅さからシルクは弱い繊維と思われがちですが、何本もの繊維をより上げていることと
    繊維が長いのでウールや綿よりも強度があるのです。

    シルクの光沢
    シルク繊維の断面は三角形をしているため、それがプリズムの役割を果たし光沢を放つのです。
    シルクの紫外線遮断効果(UVカット効果)
    シルクは日光の紫外線を吸収する作用があり、90%の紫外線をカットしてくれます。
    シルクの難燃性
    シルクは化学繊維と異なり、燃えにくい繊維と言えます。シルクは300度以上でないと燃えないばかりか
    溶解しないので、化学繊維のようにすぐに溶解し身体に付着して大火傷する危険性が少ないのです。

    現在は再生医療分野や美容にも使われています。

    近頃では私はシルクを使うたびにお蚕様~と拝んでしまうほど。女性の肌にとって最高の布地です。
    何よりお蚕様はとってもデリケートな生き物。食す桑の葉には農薬などは一切使えない。生活環境も快適にしていないとすぐに死んでしまいます。
    シルクを知れば知るほど愛さずにはいられないのです。
    愛おしい、愛おしい布地。
    時折、丸まって寝ている我が家の小白さんがお蚕様に見えるほど…。

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    東京のAVANTIさんからオーガニックコットンのサンプルが届きました。
    優しい肌触りです。

    通常のコットンは、大量の薬剤、化学肥料が使われています。種をまく前に化学肥料、防カビ剤、殺虫剤を散布して、雑草が生えてくると除草剤。害虫がつくと殺虫剤、実がはじけると落葉剤。綿の畑は世界の耕作地のわずか2.5%でしかないのに、世界の殺虫剤の約16%、農薬全体の7%が使われています。

    オーガニックコットンは、畑に化学肥料を散布する代わりに、牛糞や堆肥などの有機肥料を使用することにしています。除草剤で雑草を枯らす代わりに、耕運機で土を掘り起こし、雑草を土に埋めます。

    そして殺虫剤を散布して害虫を殺す代わりに、畑の回りにトウモロコシなどの雑穀を植えててんとう虫などの天敵を増やし、害虫を駆除する方法をとります。

    通常のコットンは、落葉剤を使用して綿を収穫するようにしますが、オーガニックコットンでは、給水を絶ち、霜によって自然に葉が落ちるのをじっくり待ってから収穫します。

    日本には現在、産業のなかで使えるほど、綿花を有機栽培する畑がありません。AVANTIさんでは、米国テキサス州のオーガニックファーマーたちが育てているオーガニックコットンの原綿を主に輸入し、北は山形県米沢市から南は四国の愛媛県今治市まで、それぞれの産地の特徴を生かし、日本の技術をふんだんに使った生地をつくっています。

    こんな布地に包まれたい。と私は思いました。
    そして、こんな布地でモヒカンポシェットのデザインに仕立てたらどんなことになるんだろうとわくわくです。

    原反入手。厚手の手紬で渋い色味です。クラシックなモヒカンポシェットのブラウスに仕立てました。
    ギャザーの2段重ねに凝っていていろんな幅、割合いで試しています。
    私にとってはシルクは生きていく上でなくてはならないものになっています。
    どんな布地の素材の中でも心と体が清められるような感覚になるからです。
    これは感覚や直感と言ったものなので誰でもがそうとは限りません。
    勿論、気持ち良い肌触りに加工されている化学繊維も沢山ありますからそちらの方が癒されることもあるでしょう。
    人によって感覚は異なるものです。
    あまりにも高額な手紬、正絹の反物は私には購入することはできません。
    仕立てようとして購入されて仕立てられることなくタンスに眠っていたデッドストックの反物の中でも状態の良いものを仕入れています。
    誰かが大切に保管していた反物から洋服が生まれるなんて織り手は考えもしなかったでしょうね。
    絶対にがっかりさせたくない。
    誰かが費やした時間を無駄にすることはしたくない。時を経てここに存在する布地に色んな人たちに思いを馳せています。

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    一反からブラウスとワンピースが1着ずつできます。
    ゆっくりじっくり作って行こう。

    完成しました。私の大好きなギャザーを心置きなく寄せて。
    女性の体のふくらみやへこみ、柔らかさ、温かさ、そして、輝きを私は知っている。
    もうすでにあるものだからこそ、形にしたいと思う。
    気付く為に。
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    当たり前にあるものを当たり前と思うのは愚かではないだろうか。
    私は愚かな人間だけどそのままでいいとは思っていない。
    私は知る、選ぶ、生きる。
    衣・食・住
    築100年以上の熊本の町屋に住み、愛情をこめて作られた農産物を食べ、人が着る作品を作ります。
    心地よく人と繋がって生きていけるように。

    次のオーダーはゴブラン布地のジャケットです。
    私にとってこの布地はとても扱いやすい、思い通りの形を保持してくれる布地です。
    厚手で強い張りがあるのに柔らかい感触。ギャザーを寄せるとうねるように波打ちます。
    好奇心旺盛で受容力のあるオーナー様だから、不安なくやりたい放題です。気に入られなかったら私のもとへ来ればよい!!
    エーーーイ!扇型だぁ~!
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    勢いで裁断!といいたいところですが、かなり細かく角度を吟味しながら少しずつ何度も鋏を入れています。
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    ギャザーの下のレースは遠近感を出すために別パーツでギャザーを作り合わせています。半円状なので重力に抗する部分と落とす部分とが均等になるようにするのが難しかった。ここはこだわったところです。ちょっと分かりづらいですよね…
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    ほら、きれい。
    深いうねり…空間…いい。
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    大胆でゴージャス、そして、クラシックです。
    よく遊びに来て下さる方なので、お話の中からインスピレーションが浮かびました。面白いものです。

    シルクツイードの布地でのオーダーのコートです。
    私の写真の技術が劣るせいでこの布地の上品な模様と光沢が表せないのが悔しい。
    前回のRIBBON展でのメインのジャケットもこの布地です。
    私のシルク好きはご存知かと思いますが、この布地は購入の際とても悩みました。最高の布地ですがそれだけお値段もいい…。何度も行ったり来たりで手に取り、置き、遠くから見てみたり触ったりを繰り返す。怪しい人物だったと思います。
    店を出るものの諦めきれず見せに戻り購入しました。
    素晴らしい眺めです。
    この子のオーナー様は一目でこの布地を迷わず選ばれました。
    縦糸も横糸も工夫が施されていて優雅です。それでいて目が細かいところもあって律儀な雰囲気があるなと感じています。要するに私はこの布地が大好きなんだと思います。
    今回はシンプルに着やすいデザインを心がけました。
    オーナー様を思い浮かべて、素朴な優しい印象に仕上げてみました。
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    胸元の大きなタッグでAラインを出して全体はボックスシルエットに。
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    ちょっと斜めから…どうでしょう。IMG_1662.jpg
    実直な布地だな~。密度が高くて切端からほぐれてこないのがまたいい。

    オーナー様の朗らかな笑顔に映えていました。
    布地やデザインは着る人によって実に面白いほど表情を変えます。
    お客様がこの布地を選び、私の手を通して洋服となり、お客様に着られるときに笑ったり、怪訝だったり、不安だったりします。
    試着されたとき、このコートはオーナー様のようにめいっぱい朗らかな笑顔だったように感じました。
    共に幸せな時間を過ごせますよう願っています。
    いつもお忙しい中お越し頂きありがとうございます。
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